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金沢中央卸売市場未来開拓プロジェクト

#小学校 #5年生

金沢中央卸売市場未来開拓プロジェクト

プロジェクトのはじまり

5年生における総合的な学習の時間は、金沢市西念にある金沢市中央卸売市場をテーマに取り組んでいます。

授業ではまず、自分たちの毎日の食生活に欠くことのできない魚や野菜といった生鮮食品がどのような経路をたどっているのか、考えたり調べたりしました。普段、日常の中で食べている魚や野菜がスーパーに並ぶ前には市場を経由していること、さらに市場で競りが行われていることなど調べてわかったことを共有した上で、市場が持つ役割について考えました。

子どもたちから、市場の中はどうなっているのか、働いている人はどんなことをしているのかなどの疑問が生まれたことから、直接市場を見学し、そこで働いている人に話を聞いてみようということになりました。

6月、5年生約120名が金沢市中央卸売市場へ。現地では、魚を保管する大型の冷蔵庫や魚などの競りが行われている卸売場、また果物の卸売場などを見学し、市場の役割や競りの様子などについて説明を受けました。
また話を聞く中で、金沢市中央卸売市場が持つ課題がいくつかあることがわかりました。そのうちの一つが、廃棄野菜の問題です。市場では、さまざまな理由で廃棄される野菜や果物を減らしたいという課題を抱えていました。

1組では、廃棄野菜についてさらに調べたり学んだりする中で、自分たちとってより身近なフードロスの問題に行きつきました。売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など本来は食べることができたはずの食品が廃棄されるフードロス問題。子どもたちは、フードロスを減らすにはどうしたらいいか、自分たちにできることはあるのか、周囲にフードロス問題に取り組んでいる人はいるのか、など学習を展開していきました。

2組では、市場の廃棄野菜の問題から、出てしまった廃棄野菜を活かすにはどうしたらいいか、また廃棄となる前に食材を加工して保存性を高めることはできないか等の視点で「野菜のアップサイクル」や「加工による食材の延命」について取り組むことになりました。

また、金沢市中央卸売市場は、建物の建て替えを含めた再整備の構想があり、市場の価値や賑わいを創出するにはどうしたらいいか、と課題を抱えていることから、3組は市場の未来について考えていくことになりました。

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