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和菓子文化アップデートプロジェクト

#小学校 #4年生

和菓子文化アップデートプロジェクト

プロジェクトのはじまり

令和6年度の4年生の総合学習の共通テーマは「和菓子」です。日本の伝統的なお菓子である和菓子ですが、生産と売上は1993年をピークに、30年間右肩下がりが続いているといいます。贈答文化が減少している時代背景、また子どもたちにとっては、スーパーで手軽に購入できるチョコレートなどの菓子の消費が増え、和菓子が身近なものではなくなっている現状があります。
 古くから城下町として栄えてきた金沢は、日本三大和菓子処の一つとされており、和菓子の名店も多い地域です。

一世帯あたりの和菓子購入金額では、金沢市が全国1位というデータがあります。(※) (出典:「その他和生菓子」の1世帯当たり年間支出金額の都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(2021~2023 年平均) 総務省統計局)

 和菓子という魅力的な題材で学習を進めるにあたり、HESOプロジェクトの理念に賛同し、協働プロジェクトにも意欲を示していた金沢の和菓子メーカー「森八」がコラボレーターとして参画。加賀藩御用菓子司・森八は、寛永二年(1625年)創業の老舗和菓子メーカーで、日本三名菓の一つである「長生殿」をはじめ伝統ある和菓子を製造・販売しています。


児童の中には和菓子が好きな子も多く、「自分たちでも和菓子を作ってみたい」という声が出ました。これらの声を受け、5月末には、森八の職人である西川さんが来校し、上生菓子作り体験を行いました。

実際に上生菓子作りを体験し、職人さんのすごさを肌で感じた児童たち。作る体験を通し、和菓子の種類、歴史、魅力などさらに調べを進めていきます。その中で、和菓子が身近でどのくらい食べられているのか、和菓子についてどう思っているのか、保護者を中心にアンケート調査を行いました。これにより、和菓子は洋菓子に比べて、あまり食べられていないということがわかりました。

アンケートの結果をもとに、児童たちから、これからについて「もっとたくさんの人に美味しい和菓子をめんどくさがらず食べてみてほしいと思った。その活動をした方が良い」「和菓子を洋菓子と同じようにもっと食べてもらいたい。そしてもっと和菓子を広めたい」「もっと和菓子の魅力や味を広めていきたい」などの声が出ました。

1組は、観光客をターゲットに、和菓子の魅力を広げるために自分たちにできることは何かをテーマに学習を進めます。2組は、和菓子を普段あまり買わない人たちに買ってもらうにはどうしたらいいかを考えていきます。3組は、和菓子を扱うデパートなどの売り場に着目。それぞれのクラスがテーマを持ち、学習を進めていくことになりました。

2学期以降も、それぞれのクラスで方向性を定めていきながら、より深く和菓子への興味を広げていきます。

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