プロジェクトのねらい
アイデア、事業、未来をつくるための中高生アントレプレナーシッププログラム「IPPO」が始動します。
これまで「探究的な学び」を中核に、参画者の方々と共に、社会に開かれた教育課程の実現を掲げ、実践を重ねているプロジェクトHESO。
「IPPO」はプロジェクトHESOと、一般社団法人「金沢大学教育NewPlatform」との共催により、令和6年度、金沢市委託事業「未来の起業家発掘・早期育成を目的とした中高生アントレプレナーシッププログラム」の一環として、石川県内の中高生を対象に、さらに幅広く、新しいコミュニティを構築していきます。
アントレプレナーシップ教育は、単発的に取り組んでいるところが多いのが現状です。もちろん、そこにも多くの学びがあるはずですが、子どもたちの中に、もっと突き詰めたいことや、新たにやりたいことが出てきたときに、その後はどこでやればいいのか。『IPPO』プロジェクトでは、単発的な取り組みから脱却し、点と点をつなぎ、線、そして面へと展開していくイメージで、中高生が継続的にチャレンジできる場をつくることを目指しています。
プロジェクトの心強いパートナーとなるのは、子どもの独創力育成事業を行う“クリエイティブ・フィールド”「VIVISTOP KANAZAWA」と、伴走型の起業支援を行う「TENJO KANAZAWA」(いずれも金沢未来のまち創造館内)。さらに、協力企業との連携を通し、地域全体で起業家精神、さらには未来の起業家が育つ土壌を作っていきます。
「IPPO」プロジェクトの柱
①スペシャルトークセッション
起業経験のある社会人起業家・学生起業家をゲストにお招きし、起業に至った背景や、事業内容、マインドセット、モチベーションの持続方法について語っていただきます。
②企業視察ツアー
スタートアップ企業のオフィスを訪問し、事業内容や組織のカルチャーを肌で感じるツアーに出かけます。「起業」への解像度を高め、今後取り組んでみたい事業のアイデアを深めます。
③企業課題を解決する実践型ワークショップ
企業が実際に抱える課題をテーマに、課題解決に向けたアイデアを考え、社員の方とともに事業化を目指す、実践型ワークショップです。事業をカタチにしていく過程を経験するのが狙いです。
未来への一歩、アイデアへの一歩、起業への一歩――「IPPO」プロジェクトには、多様な価値観を持った人に出会う場があります。そこに一歩踏み出したら違ったものが見えるかもしれません。
中高生が、新しい世界を見る・知る中で、進路やキャリアの選択肢の幅を広げるきっかけをつくります。
※一般社団法人金沢大学教育NewPlatform との共催で、若年層の起業家輩出を目的とした金沢市の委託事業の一環として行います。