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9月13日(土)第37回Project HESOセミナーが開催されました。

2025年9月13日、金沢大学附属幼稚園にて第37回Project HESOセミナーが開催されました。今回は、近年教育現場で注目を集める「幼小接続」をテーマに、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の齋藤博伸氏をゲストスピーカーとしてお迎えし、ご講演いただきました。

セミナーの冒頭は、金沢大学附属幼稚園 主幹教諭の草場勇介氏による発表「幼小接続の取り組み ―対話を通じた架け橋づくり―」から始まりました。附属幼稚園で実践されている具体的な取り組みが紹介され、幼小連携の架け橋をいかにして築くかのヒントが共有されました。

その後、齋藤氏からは、子どもたちの自発的な学びを小学校へいかに円滑につないでいくかについて、ご講演いただきました。講義の後には、参加者同士のグループトークが行われ、活発な意見交換が繰り広げられました。参加者は、それぞれの立場から幼小接続の悩みや課題、そして実践のヒントを共有しました。

異なる立場の先生方が互いを理解することの重要性など、具体的な気づきがいくつも生まれました。

本セミナーは、幼児教育と小学校教育の連携を深め、子どもたちの学びを途切れさせないためのヒントが満載でした。

学びの原点を再確認し、今後の教育実践に生かしていくための新たな一歩を踏み出す、学びと気づきの多い一日となりました。

【参加者の声】

  • 今、感じている幼小接続についての悩みや迷いをグループの皆さんと話しあったり、共有したりすることができた。また最新の情報や小学校の取組について知ることができて学びとなった。(保育教諭)
  • セミナーを受けて、本当の意味での「主体的,対話的で深い学び」に向かう働きかけを子供たちにも先生方にもできていなかったのではと感じたので、これからはセミナーでの学びを生かして、魅力的な幼小接続につなげていけるよう、深い学びが確かになる働きかけを心がけていこうと思いました。(幼稚園教諭)
  • 幼稚園教育における「環境設定」「環境をしかける」「遊びを組む」「遊びをみとる」「遊ばせるではなく、遊ぶ」といったようなことについて、関心が高まりました。(高等学校教員)
  • グループトークでは「コーチング」というキーワードが出てきました。児童・生徒を指示・指導するのではなく、本人が「やりたい」と思うような環境づくりと声かけが大切であることに気づきました。(児童クラブ指導補助員)

 

ご参加いただいた皆さま、運営にご協力いただいた皆さま、そして協賛企業の皆さまに、心より感謝申し上げます。

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