石川県珠洲市にて、Project HESOセミナーが開催されました。今回は、高松市立太田南小学校教頭であり、数々の魅力的な総合的な学習実践で注目を集める河田祥司氏をゲストに迎え、「どうする?能登における総合的な学習・探究の時間!?」をテーマに語り合いました。

2025年1月の「Project HESOセミナーin能登」以降、「また能登で開催してほしい」という声が多く寄せられ、今回の開催が実現。能登から新しい教育ムーブメントを起こそうという思いをもった先生方が集い、互いの状況を共有しながら、次の一歩を考えるセミナーとなりました。
河田氏からは、瀬戸内国際芸術祭のPR活動を子どもたちが主体的に行った事例が紹介され、郷土愛を超えて「シビックプライド」を育てることの意義が語られました。「能登だからできることがある。能登だからこそのことが強みになる」との言葉が印象的で、そこから新しい教育の流れが生まれていく可能性が感じられました。

セミナーではグループワークも行われ、和やかな雰囲気の中、活発な意見交換が行われました。笑い声が響く場面もあり、参加者同士のつながりも深まりました。

参加者からは、「学びのプロセスを意識した授業をしたくなった」「地域に応じた題材選びや仕組みづくりの大切さを実感した」などの声が寄せられ、現在の実践を見直す良い機会になったという感想が多く聞かれました。
セミナー後には、会場の木ノ浦ビレッジにて情報交換会も開かれ、学びと交流が交差する充実した時間となりました。