12月13日(土)、石川県立図書館にて「不確実な時代を生き抜く思考法 -エフェクチュエーションと人づくりの未来」をテーマにセミナーが開催されました。
本セミナーでは、ゲストスピーカーとして教育現場の改革を推進する平川理恵氏(学校法人金蘭会学園 副理事長)と、日本マーケティング本大賞2024を受賞した『エフェクチュエーション:優れた起業家が実践する「5つの原則」』の著者で複業家の中村龍太氏(コラボワークス代表・サイボウズ執行役員)をお迎えしました。

対談セッションでは、優れた起業家の思考プロセスである「エフェクチュエーション」を軸に、不確実性の高い現代においていかに意思決定を行い、挑戦を形にしていくか、教育とビジネスの双方の視点からこれからの人材育成の可能性を深掘りしました。

本セミナーシリーズが毎回最も大切にしているのは、インプットに留まらない「参加者によるアウトプット」の時間です。
グループワークでは、お二人の話を受けて感じたことや、自身の現場に重ねてどう考えるているか、といったことなどさまざまな解釈を参加者同士で積極的に共有しました。自らの言葉で言語化し、対話を重ねることで、得られた知識を自分事として落とし込んでいく熱気あふれる時間となりました。

全体共有の場では、「この思考法をどう組み込むべきか」といった具体的な問いが次々と寄せられ、ゲストの両氏からさらに踏み込んだ知見をいただく場面もありました。
会場となった石川県立図書館の開放的な空間の中、参加者一人ひとりにとって、自身の思考法をアップデートし、未来を切り拓くための大きな一歩となる一日となりました。

【参加者の声】
- 自分が感じている違和感や葛藤はどんな点なのかをエフェクチュエ―ションという枠組みを使って見直すことができた(小学校教員)
- 人材や予算が限られている(なかなかつかない)学校現場において、エフェクチュエーションの考え方は大変参考になりました。今ある環境下でいかにすぐに動くか、それが私にとって一番大事足りないことだと痛感しました。(小学校教員)
- まずは自分自身がどのような教育を行いたいのか、中学校の教員としてどうありたいのか、「手中の鳥の原則」の部分を改めて見直すことの必要性を認識することができた。(中学校教員)
- 講師の方のプレゼンを聞く形ではなく、対談という形で、一見正反対の理論を持つお二方がお話しされる、ゴールが同じところにあるような気がして楽しく聞くことができました。お話が充実しすぎていて、モヤモヤを整理しきれていないところはありますが、そのモヤモヤを生み出せることにこのセミナーの面白さをいつも感じています。また、リピーターの方も多く、久々にお会いする方やお話しすることで、お互いの行動の変化について話すことができたり、何か次の動きを一緒に生み出したりすることがとてもうれしく感じています。(中学校教員)
- 教育現場だけの話ではなく、一般企業・組織に活用できる内容でした。気づきは多くありましたが、どのようなチームにも自分がライフウェーブチャートや自分が何者かの共有があってはじめて、チームになり得るということ。(一般企業管理職)
ご参加いただいた皆さま、運営にご協力いただいた皆さま、そして協賛企業の皆さまに、心より感謝申し上げます。





























