今回は、「『水曜どうでしょう』ディレクターから学ぶ 当たり前の外から生み出す新たな価値」をテーマに、根強い人気を誇るローカル番組『水曜どうでしょう』の名物ディレクター藤村忠寿氏、嬉野雅道氏をゲストとしてお迎えしました。
前半ではまず、『水曜どうでしょう』の当たり前をトークショー形式で藤村氏、嬉野氏にお話しいただきました。その後、参加者からの質問にお答えいただきました。「理想の中間管理職とは田んぼの水門の番である」「演者を信じきるために、その人が最も力を発揮する環境を整えること」など、約30年にわたる番組制作をふり返り、語ってくださいました。
後半は前半のトークショーを踏まえ、小グループで自由にディスカッションをしました。今回は初参加の方が多く、多様なメンバーで活発な議論が起こっていました。
以下は、参加者の感想です。
- 人は違って当たり前、みんなで補完しあうっていうの、すっごくいいですよね 会社も学校も町内会もコミュニティはそうやって皆でやるからこその醍醐味や高揚感が得られるものですね。(会社員)
- テレビ番組づくりと授業づくりは似ていると感じました。子どもたちの意見を全て受け止めて変えていったり、子どもたちのためにとガチガチに計画や準備をしたりすると、面白くない授業になるような気がします。 少し肩の力を抜いて、自分が面白そうだと思ったことを多少見切り発車でもやってみる。そこで想定外のことが起こることに面白さがあると感じ、子どもたちも楽しめるのではないかと思います。(中学校教諭)
- 「◯◯ならでは」「◯◯だから」が視野を狭めるという話が印象に残りました。(図書館司書)
- そもそも自分は面白がっているかな、その面白いはどういう性質の面白いなのかな、という問い直しが生まれました。そして努力に裏付けられた、自分の面白いと思ったことをやりきれる自信をつけていきたいと思いました。藤やんの言う「あれ?出してませんでした?」からの沈黙、実践していきます。沈黙がポイントだなと思いました。(幼稚園教諭)