第13回Project HESOセミナーが開催されました。年の瀬にも関わらず、80人を超える参加者の方にお集まりいただきました。
今回は、「ICTにふりまわされることなく、子どもの学びを見つめて授業をデザインしていこうとする姿を提案する」ことを目的として、2004年より活動してきたD-project(デジタル表現研究会)との共同開催でした。
前半は、D-project会長・放送大学教授 中川一史氏と、本学附属コラボレーション推進室室長 福田晃によるオープニングクロストークで幕を開けました。その後、本学附属小学校 吉木寿充教諭の実践を、D-project副会長 佐藤幸江氏によるコーディネーションのもと、深掘りしていきました。
後半は、2階と3階に分かれてワークショップが行われました。2階では横浜市立富士山台小学校 近藤睦教諭の実践を、茨城大学教授 小林祐紀准氏のコーディネーションのもと、深掘りしていきました。3階では、札幌国際大学教授 岩崎有朋氏のコーディネーションのもと、自身の活動の幅を広げるためにどのような方法が適切か、じっくり考えていきました。
以下は参加者からの反応です。
- 隣の先生と合わせるのが大変、教育課程とずれてしまう、管理職とのやり取りが煩わしいといった言い訳をつけて、探究できないというのはやめよう、来年度は必ず子どものためになる探究をしようと覚悟ができた気がします。(小学校教員)
- 先生方の実践を聞くことができることがとても良かったです。悩みながら生徒と一緒になって実践されている吉木先生。カリマネが趣味で、実践を板書や掲示物をもとに見える化し、教科を横断して軸にされている近藤先生どちらもとても参考になりました。今後も本気で生徒や未来について本気で考えていきたいと思います。(中学校教員)
- 所属組織にも通じるものがあった。社内でも共有して、チャレンジの輪を広げたい。変化を恐れない空気を作り出したい。(会社員)
今年のイベントはこれで最後です。今年も多くの方々に支えていただき、ありがとうございました。新年もよろしくお願いいたします。