3学年では、2学期の総合的な学習で、1学期に引き続き地元の伝統野菜の栽培に取り組みました。
育てている野菜は、源助大根、加賀白菜、吹立菜、中島菜といった石川県ならではの伝統野菜です。栽培活動を通じて、野菜の成長を間近で感じながら、食文化や歴史とのつながりを学び、その魅力を実感しました。
栽培では、水やりや除草、害虫対策など、それぞれの野菜に合わせた工夫を重ね、健康に育てる努力を続けました。また、地域の種苗店や料理研究家の方々と交流することで、栽培方法だけでなく、料理についての知識も学ぶことができました。この交流を通じて、地元野菜への愛着がますます深まった様子です。
収穫した野菜をおいしく食べるために、「やることリスト」を作成しました。
このリストには、水やりや間引きといった栽培作業だけでなく、野菜の切り方や調理方法、相性の良い調味料など、料理に関する内容も盛り込みました。リストを見ながら進捗を確認し、1つずつチェックが埋まるたびに、達成感を味わうことができました。
さらに、調理実習に向けて、包丁の使い方や調味料の選び方を学び、家庭でもレシピを活用して練習を重ねました。調理活動を楽しみにしながら、次の学びへの意欲も高まっています。
この活動を通じて、友達と協力しながら取り組む力や問題解決のスキルを磨くことができました。また、他学年にも呼びかけて活動の輪を広げることで、学校全体が地域の食文化に触れる機会となりました。
地元野菜を題材にした学びを通じて、地域への関心が深まり、生活に役立つ知識や技術を身につけた3学年のみんな。この経験を、これからの生活にしっかり活かしていきます。