1学期の夏休み中、1組では全校児童の保護者を対象に和菓子に関するアンケートを実施しました。
アンケート項目は、上生菓子を食べる頻度や購入する理由などについてです。2学期には、その結果を分析し、学習を始めました。
アンケート結果の概要
・上生菓子を好きな人は多い
・和菓子や上生菓子は洋菓子に比べて食べる頻度が少ない
・和菓子の中でも、上生菓子は見た目や味、季節感を楽しむことができる
これらの回答結果をもとに、児童たちの中で「どうしてこんなに魅力的な上生菓子が、そこまで食べられていないのか?」という疑問が生まれました。児童は「年間の行事が外国のものに移り変わっているのではないか(クリスマスやハロウィンなど)」「スーパーでも和菓子の売り場は少ないからではないか」「賞味期限の短さが原因ではないか」など、生活経験を踏まえて予想をしていました。
その後、児童たちはこれらの疑問をもとに、森八の森岡さんにアンケート結果についてプレゼンテーションを行いました。森岡さんからは、「消費する人が少なくなっている」「上生菓子は2週間ごとに季節感を取り入れている」「観光客のお客様が増加している」など、学びに繋がる貴重な情報を得ることができました。
その後、1組では「上生菓子を一人でも多くの人に食べてもらおう・手に取ってもらおう」というテーマを掲げて学習を開始しました。ターゲット層を観光客(県外、外国)に絞り、観光客に人気のある「金箔ソフト」や「海鮮丼」と上生菓子を比較しながら、どうすれば上生菓子を手に取ってもらえるのかを話し合いました。しかし、観光客が観光地で商品を購入する際に何を重視しているのかはまだわかりません。
3学期には、アンケートを通じてその点を明らかにし、さらに学習を進めていきたいと考えています。