4年生の総合的な学習の時間では、伝統産業をテーマにした学習に取り組んでいます。さまざまな伝統工芸を調べていく中で、児童たちは全国の金箔のシェアがNo.1であるという事実を発見しました。しかし、これまで本物の金箔を見たことがないという児童が多く、「本物の金箔に触れてみたい」という思いをもつようになりました。
このニーズに応えるべく、以前にもProject HESOのセミナーに参加いただいた箔座株式会社の四十万谷さんに協力をお願いしました。広報課の四十万谷さんは快く依頼に応じてくださり、金箔の薄さを知るワークを通して、児童に金箔のすばらしさを感じさせてくれる体験を提供してくださいました。
当日、児童は金箔の薄さに驚きと喜びをもって触れ、大変驚いていました。
本物の金箔に触れ、製造過程を学ぶことで、伝統産業に対する理解がより豊かになりました。この体験を通じて、4年生は伝統的な技術や産業の大切さを実感し、新たな興味を抱きながら学びを深めていくことになるのではないかと考えています。
以下は、児童の感想です。
金箔は息を吹きかけただけでも、ぐちゃぐちゃになってしまってびっくりしました。とてもうすくて、光に透かしてみると景色が青く見えてとてもきれいでした。持ち帰った金箔をおみそしるに入れました。とても高級感があって、私も家族も幸せな気持ちになりました。これから、金箔はどんな物に使われているのか、どうやって作られるのか調べていきたいです。