「学校と地域の関係を創造しよう」をテーマとした第2学年の授業では、それぞれのグループが地域の人達の目線に立って課題を見つけ、その解決に向けて活動しています。メンバーが一人ひとりの強みを生かしながら、協力してプロジェクトに取り組み、多くのグループが締め括りの段階を迎えています。
平和町の住人や附属中学校の関係者との関わりをテーマに、活動に取り組んでいる2つのグループは、地域にあるレストラン【ビストロ風】の林シェフが、地産地消と令和6年能登半島地震の復興支援に熱心に取り組まれていることをフィールドワークのインタビューで知りました。商品開発とその販売を通して、店舗を訪れた方々が附属中学校を知るきっかけができることや、附属中学校の関係者が店舗を訪れる機会が創出されることに加え、地産地消と被災地支援を同時に達成できるという仮説を立て活動を積み重ねてきました。学習が進む中で、それぞれのグループが考案したコラボメニューの提供が11月1日(金)から開始されました。
柏の葉をイメージした抹茶の緑をベースに、ホイップクリームの白、金箔の金と彩り豊かな「幸せを呼ぶ抹茶ぷりん」、復興への祈りと後押しの思いを込め、金沢産または金沢近郊産の食材(源助大根、さつまいも)と能登産の食材(米、水ダコ)が用いられた「源助大根のチーズリゾット」、「水ダコとさつまいものアヒージョ」が、学校関係者と平和町商店街の方に提供されました。参加者からは、メニューに対して率直な意見が述べられ、一般の来店者から得られたアンケート結果を踏まえて、食材に関する協議や集客方法の工夫などをさらに進めていく予定です。
いずれの商品も「ビストロ風」で来年3月31日(月)まで販売される予定です。
なお、本取り組みは北國新聞、北陸中日新聞、NHK金沢放送局ウェブサイト、MROウェブサイト、テレビ金沢公式ホームページ、北陸朝日放送公式チャンネルに掲載されています。