6月の自然体験から、9カ月ぶりの夕日寺健民自然園での自然体験活動でした。
幼児たちはまず、インストラクターに絵本「森の顔さがし」を読み聞かせしてもらいました。顔に見える木や草、石、雲があるという、新しい視点をもって自然と関わるきっかけをもらった幼児たちは、すぐに近くにあった落ち葉や木の枝に「顔」を見つけ出しました。
その後、山コースと池コースのうち自分の行きたいコースを選び、2コースに分かれて探検しました。
山コースでは、動物の住処のような大きく深い穴を見つけたり、キツツキを発見したりと、冒険心をくすぐられる瞬間がありました。インストラクターに、レモンのような匂いのする木を教えてもらって嗅いでみたり、食べられる花を教えてもらって食べてみたりしていました。道中、急な斜面を登るのが大変そうな友達に手を差し伸べたり、「ここ危ないから気を付けてね」と声を掛け合ったりと、友達を思いやる姿がありました。
一方、池コースでは、池にある大量のカエルの卵に驚き、中でうごめく様子を見たり、触って感触を確かめたりする子がいました。川の中に入り、びしょぬれになりながら川をさかのぼってみたり、インストラクターや教師と一緒に食べられる葉っぱをかじってみたり、大きな鳥を見つけて飛んでいく行方を見届けたりしていました。
以下は、幼児のつぶやき・感想です。
- (インストラクターの話を聞いて)顔あった!
- (落ち葉を回して見ながら)こうしたら顔に見えるよ。
- この石も顔に見えてきた!
- (木の中に顔を見つけて)角の生えた宇宙人だ!
- (花が咲いているのを見て)春みつけた!
- (カエルの卵を見て)プルンプルンだね!動いてるよ!
- (川に入って)寒いけど楽しい!
以下は、教師・インストラクターの感想です。
- 風が冷たいのに川の中に入っていけるなんて元気だね!
- イノシシの足跡だとすぐに分かる子がいて驚いた。
- 自分のことだけではなく,友達のことも考えて山道を進んでいく姿が素敵だった。
- (森の声に耳を傾けて)前回の夕日寺のときよりも色々な音に気付いている子がいたね。