年長児たちが自然園での春の自然体験活動に参加しました。今回は、インストラクターに紹介してもらった「森コース」と「池コース」の両方に、全員で出かけました。
森コースでは、草木の香りをかいだり、葉っぱを少しかじってみたりと、五感を使って自然とふれあう姿が見られました。子どもたちは、「このにおい、知ってる!」「ちょっとすっぱい!」などと言いながら、植物との出会いを楽しんでいました。ふわふわした葉やチクチクした草など、さまざまな触感にも関心を持ち、自然への興味を深めている様子でした。

池コースでは、オタマジャクシやミミズなどの小さな生き物を発見し、「いた!」「さわってみたい」と目を輝かせていました。最初は恐る恐るだった子どもたちも、仲間の姿に刺激を受け、そっと手を伸ばして触れる姿が見られました。
探検のあとは、森で摘んだヨモギを使って団子づくりに挑戦しました。ヨモギをちぎって香りを楽しみながら、粉と混ぜてこねて形をつくる工程では、子どもたちが真剣な表情で取り組んでいました。できあがった団子は自分たちで味付けし、「おいしい!」「もっと食べたい!」と笑顔で味わっていました。

今回の自然園での活動は、初めてという子も多く、不安や緊張が見られる場面もありましたが、インストラクターや自然とのふれあいを通して、次第に表情がほぐれ、いきいきとした姿へと変わっていきました。活動後には園庭でヨモギを探し、自主的に団子づくりを楽しむ子もおり、園生活にもつながる貴重な経験となりました。

幼児の感想
・葉っぱをかじったら酸っぱくてびっくりした。
・オタマジャクシいっぱいいた!ちょっと触ったよ。
・ヨモギ団子美味しかった。またつくりたい!
インストラクターの感想
・ふわふわやチクチクなどの触感を楽しむ友達の姿を見て,手が出なかった子も一緒に触感を楽しめてよかったです。
・ヨモギ団子づくりでは、興味津々でデモを見て、こねる工程にも積極的な子が多かったです。
・全員で森コースと池コースの両方を体験したことで、次回の活動での選択肢が広がると思います。