6年生の総合的な学習の時間では、尾張町商店街をテーマに学習を進めています。尾張町商店街は、ひがし茶屋街と近江町市場の間に位置しており、観光に絶好のロケーションです。しかし、観光客は頻繁に通り過ぎるものの、物を買ってもらえない、商店街に活気がない、知名度が低いといった課題があることが分かりました。
6年生の児童たちも、最初は尾張町に商店街があることを知りませんでした。そこで、まずは尾張町商店街を訪れ、その雰囲気やお店、働く人々について調べました。見学を通して、「尾張町商店街には長い歴史がある」「江戸時代から続くお店がある」「新しいおしゃれな飲食店も増えている」といった尾張町商店街の魅力に気づくことができました。一方で、商店街で働く人たちが尾張町商店街の魅力を感じていないという新たな課題も見つかりました。
2組と3組は、商店街の認知度が低いという課題に取り組むため、夏に尾張町商店街で行われる「あんやと祭り」に参加し、輪投げや射的のお店を出しました。ゲームを通して尾張町の魅力を伝えたり、地元の人々と交流したりすることができました。また、1組は「商店街の人が尾張町商店街の良さを感じていない」という課題に着目し、11月に商店街の人々に良さを伝えるイベントを企画しています。