金沢大学附属小学校複式学級では、子どもたちの「金沢で外国人をよく見かける」という気づきから今年度の探究学習が始まりました。実際に金沢駅で調査を行うと、短時間でも多くの外国人観光客がいることがわかり、「なぜ金沢には外国人観光客が多いのか」という疑問が生まれました。
この疑問を解決するため、総合的な学習の時間で、外国人旅行客へのインタビューを計画しました。子どもたちは、質問内容を考え、英語での練習を重ねました。
そして、金沢駅と兼六園で実際にインタビューを実施。子どもたちは緊張しながらも、身振り手振りを交えながら英語で堂々と質問しました。この経験から、言葉が違っても「伝えようとする気持ちがあれば通じ合う」ことを実感しました。
インタビューの結果、多くの外国人観光客は、兼六園や金沢城、ひがし茶屋街などで日本の文化や歴史、いわゆる「和」を感じることを楽しみに金沢を訪れていることがわかりました。
今回の学習を通して、子どもたちは自ら問いを立てて調査する楽しさだけでなく、国際的な視点から自分たちが暮らす地域を見つめ直す大切さを学びました。
