金沢大学附属小学校5年生は、世界の旅行雑誌で金沢市が「訪れたい世界の旅行先25選」に選ばれたことをきっかけに、インバウンド客増加の理由を探る学習に取り組んでいます。
まず、金沢市が25選に選ばれる理由を予想しました。子どもたちは金沢の魅力について、「観光地の多さ」「日本ならではのグルメ」「文化体験」といった点が評価されているのではないかと予想しました。そして、金沢駅で日本人とインバウンド客にアンケート調査を実施。より多くの方に協力してもらえるよう、パンフレットや看板を用意するなどの工夫を凝らして協力を呼びかけました。

アンケート調査の結果、「金沢の食文化」や「和の雰囲気」、「伝統工芸や体験」といった点に魅力を感じているという声が多く集まりました。一方で、さらに詳しく調べたいという意見や、金沢が旅行のメインの目的地かどうかを再調査したいという声も出ました。
そこで2回目の調査を実施した結果、多くの児童がインバウンド客の増加には「日本風の文化」と「食」が大きく関係している、という結論に至りました。
この学習を通して、子どもたちは改めて金沢市の魅力を発見し、今後の課題や見通しを明らかにしました。2学期はさらに深く調査を進め、自分たちなりの答えを導き出すことを目指しています。
